いつも惑星逆行の記事を楽しみしています。
火星、土星、冥王星が逆行したときの影響についても教えてください。
A.
当ブログでは、これまで、水星、金星、木星、天王星、海王星の逆行(順行)については、折々に、解説や検証をしてまいりましたわね。
火星については、もうすぐ逆行を開始しますので、その際に記事にする予定です。
お楽しみに!
土星と冥王星については、ちょうど逆行の時期ですけれども、あえて取り上げておりませんの…。
ご質問の答えにはならないかもしれませんが、その理由をご説明しますわね。
土星は、一般的には試練を与える凶星と捉えられています。
でも実際には、そのような作用だけではありませんわ。
結婚や出世、長寿など、人生の喜び事にも影響する星なのですから。
ただ、良くも悪くも、「はぁー」と息を吐くような、大変な思いをさせる星なのです。
それは、順行でも逆行でも同じですわ。
逆行で意味が逆になれば、苦→楽じゃないかと思われるかもしれませんが、残念ながら、そうではありません。
惑星が司る事象は変わらないのです。
(楽できるかどうかは、金星や木星の状態が影響するでしょうね。)
土星が逆行したときは、「大変さの種類が変わる」と考えるべきですわ。
たとえば、チクチク刺すような痛みが、ズンとした鈍い痛みに変わるように。
でも、痛み自体はなくならず、どちらも辛い…というように。
つまり、ずーーーっと大変なのですから、社会も個人も、その違いを認識することは案外難しいものです。
また、困難に向き合いすぎると、むしろ開運の道を閉ざしてしまいかねません。
ですから、まあ…、あまり気にしなくてよいということですわ!
冥王星は、コントロール不可能な星です。
人知を超えた、目に見えない領域を司っていますわ。
宿命的ですし、強制的なパワーを持っているのです。
たとえば、「死」が代表的ですかしら。
どんなに生きたいと努力しても、誰もがいつかは人生を終えなくてはいけませんわね。
「再生」も同じですわ。
どん底から復活するのは、努力だけでは足りず、まるで天の助けのようなパワーが必要です。
また、惑星の名前がローマ神話の冥王プルート(ギリシャ神話ではハーデス)であることがとても象徴的ですが、地下深く潜り込んだところから影響を与えてくる星なのです。
個人の深層心理や群集心理にも、じわじわと…。
そのような冥王星ですから、順行していても逆行していても、影響力に強弱があるくらいで、目に見える事象では表れにくいのです。
影響自体が、「社会の変動」というよりは「人類の歴史」レベルですし…。
こちらも、普段の生活でとくに意識しなくてよいと思います。
…ということで、土星と冥王星の逆行については、少なくともブログでは記事にいたしません。
ただ、ある意味、とても面白い星たちですので、別の機会に取り上げてみたいと思いますわ!
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