新年早々、星はどんどん動きをみせていますわ!
お正月ボケを怒られているみたいですわ…。
5日の水星逆行に続いて、8日から木星が逆行を開始しました。
遅くなりましたが、これまでの順行を振り返りながら、2016年の木星逆行がどんな意味を持つのか考えてみましょう。
以下★はおさらいです。
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占星学上で木星が司る意味は、「成功」や「拡大」です。
つまり、外に向かって大きくなる要素を代表していますわね。
そのまま「発展」「幸運」「成長」の意味になりますので、木星は一般的に吉星とされています。
さらに、成功の証として「社会的地位」「名声」、成功に導くために必要な「リーダーシップ」「自信」「援助」、知識の拡大として「高度な学問」「研究」、行動の拡大として「海外」、外向きな感情として「公明正大」「楽観」といった意味に転じます。
また、地球を構成する要素では、地上に現れている「大きな建物・乗り物」「大きな動物・植物」などを象徴します。
木星が順行の時期は、政治や経済に新たな潮流ができ、文化的な流行が生み出されます。
木星が逆行の時期は、社会全体が発展よりも現状維持の方向性になったり、国内問題に焦点が当たるなど内向きな事柄が多くなります。
惑星が逆行すると、その惑星が象徴する意味が逆になったり、鈍くなったり、望ましくない方向に強調されるのです。
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2015年の木星順行は2015年4月9日~2016年1月8日まででした。
わたくしの以前の記事では、国際政治でのリーダー達による勢力拡大の動き、各国王室の慶弔やスキャンダル、大型の企業買収、円安ドル高の継続などを、予測として挙げておりました。
実際に、国際政治の舞台では、ドラマ以上にドラマティックな目まぐるしい展開がありましたわね。
最も象徴的なこととして、わたくしはシリアの三つ巴の戦いを挙げたいですわ。
中東の小国シリアで、アサド政権と反政府勢力の対立による内戦が続いていることはご存知ですかしら。
当初は宗教的対立を背景にした小競り合い程度だった内戦に、大国が絡むようになり、いまやシリア問題の真実は、支援国同士の利権争いです。
奇しくも、アサド政権を支持するのがロシアや中国、反政府勢力を支持するのが欧米という構図で、支援国を見ると、まるで昔の東西冷戦のよう…。
それだけシリアという国に魅力があるのですわ。立地や資源…。
ですから、イスラム過激派組織だって、シリアに勢力を伸ばしたくなるでしょう!
2015年の夏には、イスラム国(IS)が国土の半分くらいまで勢力を広げたと言われています。
つまり、厄介な第三勢力が登場したのです。
さて、11月のことですが、ウクライナ問題などを巡って関係悪化していたアメリカとロシアのトップ会談が、G20の休憩中のロビーで行われていた映像は、一瞬我が目を疑いましたわ、ホホホ。
10月31日にロシアの民間航空機がエジプトで墜落、ISのテロ組織が犯行声明を出していましたが、ロシア政府は、すぐにはテロとは断定しませんでした。
その二週間後、11月13日にパリ同時多発テロが発生し、観光大国フランスで多くの犠牲者が出て、世界が震撼しました。(前日にはレバノンでも大規模なテロがありました。)
直後の11月15日に開幕したG20で、上記の非公式会談があり、その後、17日にロシア政府は墜落がISのテロによるものと調査結果を発表しました。
ちなみに、会談で何を話し合ったのかは謎ですの。
でも、たとえ聞かれても大丈夫な内容でしょうから、「オマエのとこはISに対してどうするの?」「地上戦はやばいよね」「まあ、空爆だよね」「でもオマエと手を組むとのはちょっと…」「あっそ、じゃ好きにやるぜ」「情報提供くらいはするよ」「偽情報じゃないなら、サンキュー」「関係ないとこまで空爆するなよ」「それはお互い様」…程度でしょうけれど。
そこから、ロシアのプーチン大統領は、「対IS」を外交カードとして、フランスと空爆で共同作戦を組むなど、欧州主要国との調整に入り、それまでの欧米vsロシアという単純な構図が一気に崩れたのです。
つまり、今回の木星順行期では、対立が激しくなっていた欧米vsロシアに、ISという共通の敵が戦いを挑んできたため、三つ巴の状態が生まれたという流れですわ。
シリア問題がそれを具象化しているのです。
その他、各国王室というところでは、日本では成人された佳子内親王殿下が単独公務を開始され、「佳子様フィーバー」が最高潮になりましたわね。
5月2日にシャーロット王女が誕生した英王室も、中国との外交などで、なにかと話題になりました。
また、世界のM&Aの総額が過去最高額になり、8年ぶりに記録更新しました。世界的な低金利を背景に、大型案件が多かったからでした。
円安ドル高も維持されました。
…と、予想通りでした。
では、これからの木星逆行期は、どのようなことが起きるでしょう?
「大地を育てる生産者」である乙女座で逆行しますので、食品や飲食業、農業などで、何か大事件が起きるのではないかしら。
もちろん、縮小の意味で出ますので、安全に問題がある商品の回収騒動、大手飲食チェーンの破綻、農作物の不作はすぐに考え付きますわね。
また、乙女座の現実的な部分が消極的に出やすいですので、投資家が安全志向に傾いて、株価や為替が、市場心理で変動しやすいと思いますわ。
それは各国の政治にも言えることで、世論に過敏になるでしょう。
木星逆行による個人の生活への影響ですが、全体的な傾向としては、仕事や社会生活において実力が試されるはずですわ。
受験シーズンですが、運良く得意な問題だけが出るということはありません。
試験では実力がそのまま反映されますので、志望校などの選択も慎重に行いましょう。
木星の順行中に、チャレンジして成果を出したり、出世や結婚など幸せな気分を味わった方は、逆行したこれからは、細かな現実的な問題に直面するでしょう。
幸せに甘えていられる時期は終わりですわ。ラッキーなことは確実に減ります。
次の目標を立てるために、まずは地固めを行いましょう。
急いで進めてきたことに、ほころびはありませんか?
木星の順行中に、大きな失敗をしたり不幸な出来事に遭遇した方は、逆行したこれからは、過去の努力や実績が助けとなり再出発が可能になるでしょう。
ご自分の実力を信じて、評価を取り戻しましょう。
焦って新しいことに取り組むよりも、これまでやってきたことを大事にすることで、やり直しが可能です。
過去もぐうたらしていたのであれば、救いようがありませんが…。
今回の木星逆行は2016年5月9日まで続きます。
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木星だけですべてが決まるわけではありませんので、あくまで運勢を総合判断する上で、上記のことも一つの参考なさって。
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