2016年6月14日から逆行していた海王星が、11月20日に順行に戻りました。
記事の掲載がかなり遅くなりましたが(ごめんあそばせ…)、いつものように、今回の逆行の影響を振り返って、順行したこれからを考えてみましょう。
2016/6/26記事: 海王星が逆行を開始しました
以下★はおさらいです。
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占星学上で海王星が司る意味は、「夢」や「想像(イメージ)」です。
つまり、不確定で曖昧な要素を代表していますわね。
そこから、現実にはないという意味から「虚構」「嘘」「理想」、お金に換算できないような「献身」「慈善」、イメージ力が重要な「アート」「芸能」、現実逃避する手段の「アルコール」「ドラッグ」といった意味に転じます。
また、地球を構成する物質の中では、形が定まらない「液体」、つまり「海」「水」「石油」などを象徴します。
海王星が順行の時期は、社会全体に夢が広がったり、変わっていく未来を想像できるような希望ある事柄が出てきます。
海王星が逆行の時期は、社会全体で夢が萎むような事柄や、重大な問題から逃げるようなどうでもよい話題が多くなります。
惑星が逆行すると、その惑星が象徴する意味が逆になったり、鈍くなったり、望ましくない方向に強調されるからです。
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2016年の海王星逆行は、一見、「これ」という象徴的な出来事はなかったように思います。
ここ数年、海王星が自室の魚座にいて、海王星らしさがパワーアップしているため、もともと不倫や薬物、芸能人などは話題になりやすい傾向があります。
ただし、今回の逆行中は、あまり意外性はないのでは…と予測はしていましたが、まあ、実際に、「やっていそうな人が本当にやっていた」という感じでしたわね。
また、7月の障がい者施設での大量殺人事件や、9月の点滴への異物混入による無差別殺人事件なども、海王星逆行の影響は少なからずあったでしょう。
障がい者や寝たきり老人などは、殺しても構わない無益な存在という考え方がベースにあるように思えますので。
そのようなローカルな出来事は様々ありましたが、一方で、世界的、歴史的な大きな流れに対する影響としては、予測した宗教対立や石油戦争はありませんでしたわね。
海王星としては、例年に比べて穏やかな時期だったように思います。
でも、今回の順行は、かなり大きな意味をもたらしそうですわ。
トランプ氏がアメリカ大統領に当選した後、減税の期待などから、11月22日にNYダウ平均が19000ドルを突破し、史上最高値を更新し続けています。
海王星の順行中はこのままの水準を維持するのか、注目していきたいですわ。
また、産油国は長引く原油安に耐え切れず、OPECが11月30日に8年ぶりに減産に合意しました。
これもまた、世界経済に大きく影響しそうです。
株や為替など金融市場の値動きは、必ずしも実体経済を反映しません。
期待感や投資家心理などによっても左右されますので、バブルや暴落が起きやすいのです。
ですので、わたくしは個人的に、海王星と相場の関係性には注目していますの。
海王星はまだまだ星座の移動はありませんので、魚座の海王星らしく、石油、医療、薬物などの分野で大きな話題を作っていくのでしょう。
また、水害などには十分に注意が必要です。
さて、今回の海王星順行による個人の生活への影響ですが、大きな枠組みで見ると、恋愛や仕事について気持ちを含めた状況の変化があると思いますわ。
海王星の逆行中に、「手ごたえが感じられない」「現実を考えると無理かな」などと悶々としていた方は、順行に戻ったこれからは、将来に向かって夢や希望が持てる前向きな状況になるでしょう。
今までご自分で限界を作ってしまっていた部分を取り払うことができます。
また、将来への不安などが少しずつ和らいできますわ。
海王星の逆行中に、欲しかった物を手に入れた感覚や「夢が現実になった」と思えるようなことがあった方は、順行に戻って、「あれ、やっぱり夢で終わるの…?」と不安を感じるような状況になるかもしれません。
物事は変化していきます。
変化を怖がらないことがカギになりますわ。
目標は見失わずに、でも、こだわりを捨てて、流れに身を任せてみましょう。
海王星の順行は2017年6月15日まで続きます。
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海王星だけですべてが決まるわけではありませんので、あくまで運勢を総合判断する上で、上記のことも一つの参考なさって。
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