先日の金星逆行についての記事、とても好評なのですけれど、わたくしの研究に基づくオリジナルな解釈がかなり含まれていますのよ。
占いの教科書通りの解説では、結局当たりませんもの。
それに、コピペ修正なんてまったく面白くありませんわ。ホホホ。
さて、7月末から8月頭が、今年の運勢の転換点になりそうなのですが、天王星の逆行開始もその一つの要素ですわ。
今回の天王星逆行がどういう意味を持つのか、少し説明したいと思います。
天王星や逆行についてはこちらでおさらいを。
2014/12/22記事：本日、天王星の逆行が終わります
天王星は2014年12月22日～2015年7月25日まで順行していました。
まず、社会的な動きへの影響を考えてみましょう。
前回、わたくしは、天王星はずっと「新しい世界の開拓者」を意味する牡羊座にいるため、世界地図が変わるようなこと、少なくとも、世界の地域紛争や戦闘が再び激しくなると申しましたわね。
テロリズムにも注意が必要と。
実際、イスラム国関連は激しさを増して、ヨルダン空爆などもありました。
フランスの雑誌社テロも大きく取り上げられました。
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| （写真： NASA） |
注目していた宇宙事業関係も、いくつか成功や発見のニュースがありましたし、順調でしたわね。
そうそう、占い師としては、冥王星のハート模様にはドキドキしましたわ！
「なるほど」と思いましたもの。（冥王星については別の機会に…）
まあ、そうはいっても、それらは細かいことで、この天王星順行時期を象徴したのは、なんといってもギリシャ危機2015年版でしょう。
1月の総選挙で反緊縮のチプラス政権が誕生し、予定通り借金を返して欲しいEU側と揉め始め、開き直ったギリシャは6月末の返済を延滞し、国民投票でも反緊縮が支持されましたわね。
いったい7月の返済はどうなるのか、デフォルトか、とうとうEU離脱か…と危機に陥りましたが、ちょうど天王星が逆行に変わる7月下旬、とうとうチプラス政権が緊縮策を受け入れ、EU等の金融支援を得ることができ、危機は一旦収まりました。
次回の天王星順行も牡羊座ですので、まだまだギリシャのEU離脱の可能性、ひいてはEU弱体化の流れは続くのではないかと思います。
でも、今回の逆行中はこのまま国民の不満がくすぶるだけでしょう。
変化が穏やかになることは、逆行の影響ですわ。良いか悪いかはともかく…。
今回の天王星逆行は2015年7月26日から2015年12月25日まで続きます。
今回の天王星逆行の特徴として、木星の動きとの関係が緩くなってくるという点が挙げられられますの。
これまで、木星の拡大傾向を天王星の勢いで後押ししていたのに、その勢いが削がれてくる…そんな流れがあるでしょう。
天王星が逆行を始めて、さっそく東京五輪の新国立競技場が見直されることになったもの、その一例ですわ。高額な大建築物を作ること自体は変わりませんけれど。
新しい経済圏につながるTPPが、協議の最終段階でまとまらなかったことも、逆行開始と無関係ではないでしょう。
日本の安保法案は、木星が順行しているので、60日ルールを使っても可決されるとは思いますが、注目すべきはそのプロセスで、与党は勢いがなくなり、反対する野党も次の一手がなく、双方かなりグダグダになることでしょう…。
さて、天王星が逆行になったことによる個人の生活への影響ですが、大きく見れば、急がないことが重要になりますですわ。
天王星の順行中に、めまぐるしく環境が変わり落ち着かない日々だった方は、逆行しましたので、これまでよりも余裕を作って楽しむことを目標にするとよいでしょう。
逆行中もがむしゃらに突っ走り続けた場合、必ず息切れを起こしますわ。
また、自分の時間を得るには、誘いを断ることも大切です。
就職活動中の方ならば、「数撃てば当たる」と説明会、エントリー、試験、面接を何社も繰り返して気力体力を使うのではなく、本当にやりたいことを考えながら、それが実現できそうな会社を厳選して選び、じっくり戦略を立てるイメージです。
天王星の順行中に、物事が思った以上にスムーズに進んで予定より早く成果を出せた方は、逆行したこれからは、後付けで結果に見合った実力を示すことが求められるでしょう。
努力しなければなりません。
でも、その努力には目標値があるのですから、身構えなくても大丈夫ですわ。
就職活動の例で言えば、自分はインターン時にすでに内内定のような状態でも、どうやら一般で受ける人たちは英語力が相当求められるようだ…今から春までに特訓しないと…となるようなイメージです。
年内の皆様の行動計画に、参考になることがあれば幸いですわ。
天王星だけですべてが決まるわけではありませんので、あくまで運勢を総合判断する上で、上記のことも一つの参考なさって。
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